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なぜ中華薬膳では肉を食べるのか? 

No.4758 豚炙り機
Photo by (c)Tomo.Yun

世界の食養生を学ぶと、日本でも欧州でも肉を食べないことが推奨されています。
ところが中国の薬膳では、肉を食べることが当たり前です。

実際に肉や魚を食べながら、元気に長生きしている人がたくさんいます。そうはいっても薬膳の世界でも「少肉多菜」が基本とされています。

肉が身体に悪いとするのならば、どうして中華薬膳では肉を食べるのでしょうか?
理由の第一に漢民族の民族的性質にあります。
漢民族の民族的性質とは「生きることを楽しむ」です。食の楽しみから中華料理が生まれ、性の楽しみから房中術が発達しました。

中国では現世利益が何よりも尊重され、全ての技術は論理性と実用性が重視されます。信仰の世界であっても、ご利益の無い神様は見向きもされないのです。

このような民族的性質については、特に神秘行の世界で顕著に見られます。現世利益と実用性を重視する中国では、健康と不老を望む仙道が生れました。

一方四季の自然・移ろいゆく世界を情緒的に感じる日本では、天地自然の神と合一する神道が現れました。

生きることを苦しみとするインドでは、世界を脱する原始仏教やウパニシャッドが作られました。このあたりはその民族が住んでいる地域の気候風土が非常に関連しています。

次に中医学の発達の経緯にあります。中国に限らず古来より医者にかかれるのは、お金や地位を持っている人だけでした。医学とはそもそも権力者に対して使われるものだったのです。

ですから中医学も王侯貴族を治療対象として発展したのです。
王様・貴族というのは権力者なために、とてもわがままです。
「健康に悪いから肉をやめなさい」と言っても聞くはずもありません。そうかといって治療効果がでなければ、医師の命にもかかわります。

ならば肉の有効なところを取り込んだうえで、美味しく健康を保つ料理大系を作ればよいという結論になったのです。
「身体に悪いからあきらめる」ではなく「美味しいものを食べながら健康になる」と考えるあたりが、さすがに実用性の中華民族です。

中華薬膳に肉食が含まれるのは、国民性と医学の歴史にあったわけです。
それでも多くの肉食を勧めているわけではありません。あくまでも薬膳の法則に従ったうえで、少量を食べるほうが身体に良い影響を与えるでしょう。

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[ 2010/11/01 23:32 ] 健康と医療 | TB(0) | CM(0)

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