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飢餓と飽食の間はどこにいった? 

No.5801 屋台のスイーツ
Photo by (c)Tomo.Yun

現代の日本は飽食から崩食と言われる時代になりました。
食事の中に砂糖と油が多すぎるために、肥満となり生活習慣病で苦しんでいる人がたくさんいます。

ところがほんの70年ほど前、大東亜戦争前後は食べ物が無い時代でした。栄養不良でガリガリに痩せ、体格の小さな子供たちであふれていました。

飢餓と飽食。極端からもう一方の極端へと変化した日本の食。なぜこのような変化がおこり、なぜその間にある健康に良い食事が取られなかったのでしょうか?
朝はパンにベーコン・めだま焼き、飲み物はコーヒーかフルーツジュースで。
昼は女性ならパスタにドレッシング入りサラダ。男性ならこってりとした揚げ物定食やラーメン。夕方にかけてお菓子や缶コーヒーで栄養補給。夜は一日の苦労をねぎらうために美味しい食事を。

こんな生活を続けていれば、体調を悪くするのは当然です。またさらにひどくなると、崩食という食事の形をしていないものになります。朝はめんどくさいので食べない。昼は菓子パンやお菓子、栄養補助食品。夜はコンビニ弁当やジュース。自殺願望でもあるかのようなラインナップです。

70年前は逆に食べるものが全く無い時代でした。雑草を食べて飢えをしのぎ、米だけでは足りないのでイモや雑穀を混ぜる。食事のかさを増やすためにお粥にして食べ、水でお腹を膨らませる。

この状況が変化したのは1950年の朝鮮動乱あたりからです。特需から戦後の高度経済成長が始まり、食料が増産されました。困窮していた食糧事情は一変し、厚生省がおこなった「パン・牛乳を学校給食に加える・油炒めを推進する」などで、栄養状態も飛躍的に良くなりました。

結果として栄養が増えて子供の体格も大きくなり、老人も長生きできるようになりましたが、同時に栄養過多による成人病やガンなど増加しました。

栄養が少なすぎると、児童の発育が遅れ体格も小さくなります。筋肉がエネルギーとして使われるためにやせ細り、女性なら月経が止まるなどの症状も起こります。誤ったダイエットを見てもわかるように、食事が少なすぎることは健康に対して大きな害となります。

さりとて栄養が過剰ですと肥満や生活習慣病が起こり、若くして病に苦しむことになります。特にジャンクフードや清涼飲料水などを常習していますと「カロリー過多の栄養不足」となります。必須の栄養が不足しているのに、カロリーばかりが多すぎる状態です。

なぜこのように飢餓から飽食へと突っ走ってしまったのか。どうして健康に良い食事、中庸を守った食事は取られなかったのでしょうか。

答えは現在の発展途上国にあります。例えばインドでは田舎においては栄養不良の子供がたくさんいます。貧困で食糧事情が悪く、また宗教的に肉を食べないためでもあります。一方都市部においては肥満が激増につぐ激増を重ね、糖尿病が猛威をふるっています。

なぜそのような事態となっているのか。

まず第一に食事の急速な欧米化です。欧米というよりもアメリカ化というべきですが、なにしろ精白小麦と砂糖・油ばかりの食べ物です。世界中どこに行っても大手ファストフードが黄金のMを描いているのです。

そして国民の多くは砂糖や清涼飲料水が病気を招くことを知りません。文字を読み書きし本を読み学校に通わなければ、栄養学の知識は広まらないのです。

同時にそういった食品をばら撒く企業の存在です。飲んだ人間が病気になろうとなるまいと、商品が売れなければ困ります。ですから大量のコマーシャルを流して無知な人々に訴えかけるのです。「これはとても美味しいですよ」と。

さらに根本的な問題として、食べ物を節することは非常に困難なことなのです。「色食、人の性なり」とあるように、食は人間の二大欲求です。誰もが美味しいものを食べたいですし、身体に悪いといっても節制しようとは思わないのです。

以前アメリカで健康に良い食品についてまとめたマグガバンレポートというものがありました。精製されすぎた小麦や油を少なくし、清涼飲料水やファストフードをやめれば米国民の健康状態は素晴らしく改善されるだろうというものです。

ちなみにマクガバン上院議員はこのレポートを発表後、大手食品業界から膨大なる非難を浴びた末議員をやめざる得なくなりました。もちろんこのレポートがアメリカの医療に取り入れられることもありませんでした。

つまるところ
・食べ物を節することは難しいことである
・身体に悪い食べ物が売れないと困る人々がいる

という二点によって飢餓と飽食の間にあるべき「健康に良く美味しい食事」が取られていないのです。

自分におきることはすべて自己責任の時代です。食事によって健康となるのも、病気となるのも自己責任です。私は知らなかった、厚生労働省が役立つことを言わなかったというのは通じません。政府と大手企業の責任であっても、小泉元首相が言うように「人生色々、バックパッカーがイラクで捕まっても自己責任」です。

自分の身は自分で守る。食事に関してもそのようにしたほうがよろしいでしょう。

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[ 2010/10/29 22:00 ] 健康と医療 | TB(0) | CM(0)

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